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【e-Tax】ID・パスワード方式で確定申告して分かったメリット・デメリット

確定申告

こんにちは、rukaです。

今年は確定申告が4月16日まで延長されましたね。
もう確定申告はされましたか?

2021年の確定申告の申告期限
2021年4月15日まで

コロナコロナと疲れてしまいますが、それでも確定申告はしなければいけないので、つい先日、なんとかe-Taxで確定申告を終えることができました。

私は今年の申告から(2019年度分)から青色申告となり、青色申告の記帳指導や有料のソフトを導入したりと少しずつ勉強をしてきたわけです。

そこで知ったのが、2020年度分(2021年に申告する分)から青色申告特別控除が65万から55万に引き下げられますが、e-Taxで申告することで65万の控除が受けられるとのことで、それなら今年からe-Taxで申告しようと思い、e-Taxでで確定申告を行いました。

ところが、想像以上にポンコツな私の脳みそは色々勘違いやら勉強不足やらで無駄な時間を使ってしまったわけです。

で、実際にe-Taxを利用してみて感じたメリット・デメリットをまとめつつ、1年後、同じようにポンコツを発動しないためにも備忘録として残しておこうと思います。

個人事業主なのか会社員なのか、PCから申告するのか、スマホから申告するのかなど、状況に応じて違いがあるようで,

私の場合は

だったわけですが、

同じような方や、今年初めてID・パスワード方式でe-Taxから確定申告をするという方の参考になれば幸いです(´∀`)

e-Taxって何?

そもそも、e-Taxって何?という方もいるかもしれないので簡単に説明しますね。

e-Taxは国税に関する申告や申請などを電子データ形式でインターネットを通じて送信することができるシステムです。

いままでは、作成した確定申告書は直接税務署に持参するか、税務署に郵送するかでしたが、e-Taxであれば自宅にいながら申告することが可能という魅力的なシステムです。

自宅で確定申告書を作成してそのまま申告できるので、とても便利に思えますが、e-Taxを利用するには事前に準備が必要です。

マイナンバーカードとICカードリーダライタが必要な「マイナンバーカード方式」か、税務署でID・パスワードを発行してもらう「ID・パスワード方式」から選択して申告することになります。

で、今回、私は「ID・パスワード方式」で申告をしたので、メリット・デメリットも踏まえて紹介していこうと思います。

ID・パスワード方式って?

ID・パスワード方式は、税務署で「ID・パスワード方式の届出完了通知」を発行してもらうことで、確定申告をe-Taxで行うことができます。

最寄りの税務署で必要事項をパソコンで入力し、税務署の職員の方に身分証明書を提示し本人確認をしてもらうことで、「ID・パスワード方式の届出完了通知」を即日発効してもらえます。

  • 取得方法:最寄りの税務署で発行してもらう
  • 用意するもの:身分証明書(写真付きでない場合は2つ以上)

私が税務署に発行手続きにいったのは2月後半で、確定申告に来ている方の行列ができていたのですが、ID・パスワードの発行の方は先客が1人しかおらず、すぐに対応してもらうことができました。

「マイナンバーカード方式」だとマイナンバーカードは発行に時間がかかりますし、ICカードリーダライタは自分で購入しないといけないので、「ID・パスワード方式」の方が手軽だと思います。

e-Taxのよくある質問には、マイナンバーカードとICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応とあったので、いつまで使えるのかは定かではありませんが、税務署の方に聞いたところ「来年以降も使えます」とのことでした。

そもそも、ID・パスワード方式でe-Taxが使えるようになったなら、マイナンバーカードの発行はしないと思うんですよね。

そしたら、マイナンバーカードは普及しないわけで…(;・∀・)どうなのそれと思いつつも、マイナンバーカードを申請しても発行されるまでに時間がかかることを考えると、即日発行してもらえるID・パスワード方式は利用しやすいかなと思いました。

ですが、あくまで暫定的な対応ということで、ID・パスワード方式ではできる事・できない事がありますので、メリット・デメリットとして紹介します。

ID・パスワード方式を考えている方は参考にしてみてください!

ID・パスワード方式のメリット・デメリットは?

ID・パスワード方式で実際にe-Taxで確定申告をしてみて気づいたメリット・デメリットです。

メリット
  • 家にいながら24時間いつでも申告できる(メンテナンスなどの時間以外)
  • 添付書類の提出を省略できる
  • マイナンバーカードが不要
  • ICカードリーダライタが不要
デメリット
  • ID・パスワードを取得するには税務署に行かなければならない
  • 確定申告ソフトのデータを取り込むことができない
  • 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」限定
  • 事業所得はスマホから申告できない

メリット

家にいながら24時間いつでも申告できる

家にいながら24時間いつでも申告できるのは大きなメリットだなと感じました。

利用できる時間は以下から確認できます。
e-Taxの運転状況・利用可能時間

確定申告書を税務署で提出する場合は開庁時間内に行かなければいけないですし、郵送の場合は当日消印有効ですが、窓口にも時間があります。

e-Taxなら早朝でも夜中でも利用可能時間であればいつでも申告することができるのはとても便利だなと。

そして、特に今はコロナ問題があるので、確実に混んでいる税務署に足を運ばなくても申告できるのは非常に助かるなと思いました!

添付書類の提出を省略できる

今回初めて知ったのですが、e-Taxだと添付書類の提出を省略することができるんですね。

マイナンバーの写しや各種証明書を添付しなくていいのはビックリです。
ですが、証明書や領収書などは以下の理由で保管しておく必要があります。

入力内容を確認するため、必要があるときは、原則として法定申告期限から5年間、税務署等からこれらの書類の提示又は提出を求められることがあります。この求めに応じなかった場合は、これらの書類については、確定申告書に添付又は提示がなかったものとして取り扱われます。

e-Tax よくある質問(Q&A)より引用

提出が必要な場合は、「申告書等送信表(兼送付書)」で「電子送信」「提出省略」「別途提出」を確認することができます。

申告書等送信表(兼送付書)

提出に必要な書類が一目でわかるのはいいですね!

マイナンバーカード・ICカードリーダライタが不要

ID・パスワード方式はマイナンバーカードとICカードリーダライタが無くてもe-Taxを利用できるのもメリットですね。

ただ、ID・パスワード方式は暫定的な対応ということなので、いつでもマイナンバーカード方式に切り替えられるように、マイナンバーカードだけでも発行しておくといいのかもしれません。発行には時間がかかるみたいですしね…(;・∀・)

デメリット

ID・パスワードを取得するには税務署に行く必要がある

ID・パスワードは税務署に行って税務署の職員の方に身分証明書を提示し、本人確認をしてもらうことで取得できるので、税務署の開庁時間に行かなければいけないのがデメリットですね。

マイナンバーカードと ICカードリーダライタがあれば、自宅から確定申告書等作成コーナーを利用して、ID・パスワード方式のIDを取得することができるようです。

ID・パスワード方式を利用するには、どうしたらよいですか。| 【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)
国税電子申告・納税システム(e-Tax)の概要や手続の流れ、法令等に規定する事項など、e-Taxを利用して申告、納税及び申請・届出等を行うために必要な情報やe-Taxについてのお知らせを掲載しています。

確定申告ソフトのデータを取り込むことができない

ID・パスワード方式だと確定申告ソフトで作成したデータを取り込むことができません。

データを取り込むことができると思っていたので、マイナンバーカード方式で使うソフトをインストールしたりと、とんちんかんなことをして無駄な時間をかなり使ってしまいました…(;´Д`)

確定申告ソフトのデータを取り込めないなら意味ないじゃない、と思いますよね。

私もはじめはそう思ったのですが、確定申告ソフトで作成した確定申告書や決算書を見ながら、e-Taxの「確定申告書等作成コーナー」で入力したのですが、はじめてでも意外とどうにかなりました。

それは、確定申告ソフトでデータを作成していたから!

確定申告ソフトでデータを取り込むことはできませんが、確定申告書や決算書ができていればそれを見ながら入力するだけなので難しくはないかなと思います。

ちなみに、私が使っている確定申告ソフトはマネーフォワードクラウド確定申告なのですが、他のソフトはどうなのか調べてみたところ、マネーフォワードだけでなく、弥生もfreeeもID・パスワード方式の場合はデータの取り込みはできないようです。

市販の財務会計ソフトウェアからID・パスワード方式を利用して電子申告を行うことはできますか。| 【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)
国税電子申告・納税システム(e-Tax)の概要や手続の流れ、法令等に規定する事項など、e-Taxを利用して申告、納税及び申請・届出等を行うために必要な情報やe-Taxについてのお知らせを掲載しています。

国税庁の「確定申告書作成コーナー」限定

ID・パスワード方式での申告は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」限定です。

私ははじめそのことを知らなかったので、実際に作成するまでにかなり時間を要してしまいました。「ID パスワード方式の方はこちらから」みたいな大きな案内が出ていればわかりやすいのにと。

というわけで ID パスワード方式で申告する場合は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」限定ということを頭に入れておくと良いかと思います。

事業所得はスマホから申告できない

私はPCから申告を行ったので問題はなかったのですが、どうやら事業所得の場合、現時点ではスマホから申告できないようです。

2024年版-スマホで確定申告する方法を画像付きで解説! | マネーフォワード クラウド
スマホで確定申告をする際には、国税庁の確定申告書等作成コーナーか、確定申告アプリ(確定申告ソフト)を使用する方法があります。サラリーマン・個人事業主、どちらもスマホから確定申告が可能です。やり方や提出の方法を画像付きで詳しく解説します。医療費控除やふるさと納税のスマホ申告にも対応した記事となっています。

まとめ

今回初めて ID パスワード方式で確定申告をしてみて、知らないことや分からないことも多く想像以上に時間はかかりましたが、最終的に思ったのは「これは便利だ!」です。

特に以下のことを気をつければ割とスムーズに申告できると思います!

  • ID・パスワードは税務署で取得できる
  • 国税庁の確定申告書等作成コーナー限定
  • 確定申告ソフトのデータは取り込めない
  • 事業所得はPCから申告

家に居ながら24時間いつでも申告できますし、添付書類の提出が省略できるのもとても便利です

はじめてだと分からない事も多いかもしれませんが、最初さえ乗り切れば翌年以降はもっと楽になるだろうなと感じました。

興味のある方や、これからID・パスワード方式で申告しようと考えている方の参考になれば幸いです(*´∀`*)

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